こんにちは!!手取り16万円の一人暮らしから副業と投資を始めてきました、こがねです。
あなたは「貸株」という言葉を聞いたことありますか？
貸株とは、文字通り株を貸すサービスのことで、私たち投資家にとって知っておいて損はないものです。
そこで今回は、貸株のメリット・デメリットから、実際に貸株してみた感想についてお伝えします。
- 株を持っている人
- 貸株について知りたい人
- 投資に関する知識を広げたい人
貸株とは？
貸株とは、私たちの持っている株を証券会社を通して貸し出しをすることで、代わりに金利を受けとるというものです。
上場されている全ての株が対象というわけではなく、証券会社の「貸株対象銘柄」になっているものしかできません。
また、株の銘柄ごとに設定されている金利も違います。
多くの場合は0.1～0.2％が多いようですが、中には10％などの高金利のものもあります。
株を貸し出すという「貸株」ですが、私たちの証券口座から実際に株が消えるわけではありません。
口座には貸株している株も残っていますので、見た目には貸株していてもしていなくても大きな違いはありません。
貸株サービスの利用は無料でできますし、いつでも止めることができますので、ほとんど大きな手間もなく開始できるサービスです。
貸株のメリット
貸株の基本的な仕組みを知っていただいたところで、次は貸株のメリットについてお伝えします。
メリットは下記の3つです。
- 持っている株が新しい利益を生む
- 株主優待や配当金の受け取りもできる(条件あり)
- 手続きは貸株の申し込みのみ
貸株をしている間、私たちは特にすることはありませんので、持っている株が新しい利益を生んでくれます。
しかし、株主優待や株主総会に出席する権利を得るためには「権利確定日だけ貸株を解除する」設定をするか、権利確定日だけ貸株を解除する手続きが必要です。
配当金については、貸株中の時は配当金相当額のお金が貰えますので金額的な面では損はありません。
しかしデメリットで詳しくお伝えしますが、配当金と配当金相当額の違いとしては所得税の区分が変ってきますので、その点は注意が必要です。
ほとんどの証券会社では、貸株の申し込みをする時に貸株を優先するか株主優待などの受け取りを優先するか設定することができますので、手続きは本当に簡単です。
貸株のデメリット
それでは次に、デメリットについてお伝えします。
- 貸株を優先すると株主優待が受けられない
- 貸株中の配当金相当額のお金の所得は雑所得になる
- 貸し出した証券会社が倒産すると株が返って来ない
先ほどのメリットでもお伝えしましたが、貸株をする人が株主優待や株主総会へ参加する権利を得るには「権利確定日だけ貸株を解除する」という設定や手続きが必要です。
この設定を忘れていると、株主優待を受けることができませんので注意してください。
メリットで少しお伝えしましたが、貸株中に得る配当金相当額と配当金は、所得税の区分が変ってきますので、人によっては注意が必要です。
通常だと配当金は「配当所得」として20.315％の税金がかかりますが、配当金相当額の場合は「雑所得」として累進課税のため5～45％(+住民税)がかかり、配当控除が受けられません。
また1番のリスクとしては、自分が貸株サービスを利用している証券会社が倒産した場合に株が返って来ないことです。
通常の株などは証券会社の資産として運用されるものとは別に管理されているため、証券会社が倒産しても預けた資産は原則保証されます。
しかし貸株については無担保で証券会社に貸したものになるので、保証されませんので、注意してください。
貸株をしてみた感想
私も実際に2022年4月から貸株をしています。
私も株主優待と配当金を受け取れるように設定をしていますので、権利確定日だけ株が返されるようになっています。
貸株の金額を大きくするためには、金利の大きい株を貸株する方法もありますが、単純に自分の持っている株がたくさんあればその分金利も増えていきます。
私は大体20～30万円分の株を貸し出ししていますが、5月も6月も得られた金利は20円ほどでした。
少額投資者にとっては、やはり金利の高い株を購入して貸株しないと、大きな見返りを求めることは難しいと思いました。
しかし、それでも少しづつお金が増えていきますし、特に何かしないといけないこともありませんので、貸株はおすすめです。
まとめ
- 貸株は自分の株を貸し出すことで金利を得るもの
- 株主優待や配当金としての受け取りを優先する場合は設定に注意する
- 金利の高い株や多くの株を貸し出しすることで金利も多くなる
今はネット証券が主流ですので、手続きはPCやスマホ1つで完了できます。
申請が通れば貸株がスタートされるので、手間がかからないのも嬉しいですよね。
私自身、貸株中のものも売買しているのですが、特に貸株をする前と変わりがありませんので、興味のある人はぜひ貸株を考えてみてくださいね。
