20代は貯金しなくていい!!は嘘?本当?自己投資を勧める裏側と先取り貯金のすすめ

こんにちは!!手取り16万円の一人暮らしから副業と投資を始めてきました、こがねです。
 

会社の先輩に「20代は貯金しなくていい。自己投資をしなさい」と言われたんだけど・・・

よく言われる言葉だよね!!
だけど言われたことをそのまま鵜呑みにするのは危険だよ

 

早い人だと10代、多くの人は20代から社会人として働き始めます。
 

その中で「20代は勉強する年齢だから、貯金よりも自己投資をして自分を磨きなさい」と言われたことのある人も多いと思います。
 

私は20代にして何度か転職を経験していますが、どの会社でも「20代は貯金よりも自己投資」と言われました。
 

しかし、この言葉を発する人には"ある共通点"があったことから、鵜呑みにするのは危険だと判断して「本当に大切なお金の使い方は何か」を追求し続けました。
 

そこで今回は「20代は貯金よりも自己投資」という言葉に悩んでいるあなたの疑問を解消する私なりの解答をご用意しました!!
 

この記事が役に立つのはこんな人

  • 意識の高い職場で自己投資を勧められている人
  • 貯金よりも自己投資という考えに違和感のある人
  • 20代の貯金事情について知りたい人

 

この記事を最後まで見ていただければ、周りからの言葉に惑わされない軸を持つことができますよ

20代は貯金せず自己投資するべき?

仮想通貨のイメージ画像
それでは早速「20代は貯金せず自己投資するべき?」という疑問に回答していきます。
 

結論から言うと「貯金はしっかりしましょう」  
 

20代も貯金をするべき理由

  • もしもの時に備えるため
  • 心の安定を保つため
  • 将来の選択肢を増やすため

 

それぞれの項目について、詳細をお伝えします。

もしもの時に備えるため

人生、いつ何があるのか分からないというのは皆が知っていることです。
 

しかし本当に「大金が必要な状況になる」ことが20代では確率的に少なく、また起こったとしても両親が健在な可能性が高いからこそ「何とかなるから、20代は貯金よりも自己投資」と言う人がいます。
 

一見、その通りだと思える理論かもしれませんが、順風満帆な人生でも、本当に何があるのか分からないものです。
 

例えば、私はブラック企業の勤務により心身が限界を迎えて働けない期間が数か月ありました。
 

その間、何とか最低限の生活ができていたのは貯金があったからです。
 

他にも、私の知人や友人にも貯金があったから何とかなったという経験を20代でしている人が数名います。
 

自分自身の入院や転職のための準備、もしかしたら家族のために必要になるなど「もしもの時」のために貯金をしておく方が良いです。

心の安定を保つため

「金持ち喧嘩せず」という言葉について、どう思われるでしょうか?
 

この言葉の意味としては、"喧嘩のような損することを賢いお金持ちはしない"というものが一般的だそうですが、私は「お金(選択肢)があることで心の余裕ができ、他人に寛大になれる」という意味も含まれていると思っています。
 

人は、選択肢がないと思うほど精神的に追い詰められてしまいます。
 

例えば下記のような買い物をする時、持っている金額が大きいほど、たくさんの選択肢の中から選ぶことができます。
 

お金があることは選択肢が増えることのイメージ画像
 

家の購入や冠婚葬祭の費用、手術の方法など、大きく重大な決断をする時ほど貯金額を見ながら選択をすることになりますので、貯金をすることは私たちの日々の生活を良くするための選択肢を増やし、心の安定を図ることができるものです。
 

"お金がない"という感情は、時に人を極限まで追い詰めることもありますので、自分が自分であるためにも貯金をしておくことがおすすめです。

将来の選択肢を増やすため

20代も半ばになると自分のキャリアについて真剣に考えますし、結婚や出産といったライフステージの変化も起こってきます。
 

そうした中で、将来的に自分がどんな選択をするのかは分かりませんよね。
 

例えば仕事の面では、起業やジョブチェンジのために勉強が必要になることもあるかもしれませんし、結婚や出産などお金が必要になることはたくさんあります。
 

将来的に"お金がないから自分の望む選択肢が取れない"ということがなくなるように、少しでも貯金をしておくことは重要です。

20代の貯金額

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それでは次に、世の中の20代の貯金額について見ていきましょう。
 

下記は『家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)』から20代単身者の貯金額のデータを一部抜粋したものです。
 

20代の貯金額の統計
出典『金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和3年
 

20代の単身者では平均179万円の貯金額があり、中央値では20万円の貯金額という結果になりました。
 
 

中央値は、大きいデータ順に並べた時に真ん中になる値のことです

 
 

20代の給与額の低さがニュースに取り上げられることも少なくありませんが、貯金額から見ても自分を含めた若年層の貧困化は、かなり深刻だと感じています。
 

食品や電気代など、生活に関わるモノの値上げが相次ぐ中で、もしもの時に備える身構えは必須だと言えます。

どうして自己投資するべきと言われるのか

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それでは次に、どうして20代は貯金よりも自己投資だと言われるのか?という疑問に答えていきます。
 

結論から言うと、貯金するよりも自己投資をするように言われる理由は大きく分けて下記の3つになります。
 

自己投資をするように言われる理由

  • 20代は実力の発揮よりも吸収の時だと思われているから
  • 人生の先輩たちが後悔したから
  • 自己投資がお金になるから

  

自己投資をすることの正しい側面と、言葉を鵜呑みにしてはいけない理由について、詳細をお伝えしますね。

20代は実力の発揮よりも吸収の時だと思われているから

仕事面でも人生経験においても、20代は経験不足だと見なされる場合が多々あります。
 

社会に出たばかりというイメージの強い20代は、役職を任されたり家庭を持つようになる30代に比べると、様々な挑戦がしやすい期間だとされています。
 

また、本来ならば実力の有無は年齢に関係ないはずですが「20代は経験がないから実力なんてない」と思い込んでいる職場の先輩や上司と出会うこともありますよね(私含む複数人の経験談)。
 

そうした20代へのイメージから「貯金という守りを固めるよりも、自己投資をして挑戦をするべき」と言われてしまう傾向にあります。
 

しかし実際には、20代だから自己投資が必要なのではなく「より良い仕事をするため、より目標の自分に近づくため」には何歳であっても自己投資は必要だと私は思っています。
 

自己投資という言葉って、実は曖昧ですよね。
 

仕事に関わる勉強をすることも、自分の健康のために食生活に気を付けてジムに通うことも、外見を磨くためにエステに行くことも全て自己投資と言われていますし、私も上記の全て自己投資だと思います。
 

しかし、仕事に必要な知識をアップデートすることも、健康を気を付けることも、自分が好きな自分で居るための努力は何歳でもしますよね?
 

だからこそ「20代だから貯金よりも自己投資をしなさい」という言葉を言われたら「貯金をしながら必要な自己投資があれば、してみたら良いよ」と、脳内変換しましょう。

人生の先輩たちが後悔したから

20代は貯金ではなく自己投資をするべきという人は、あなたよりも年上の方が多いのではないでしょうか?
 

人によっては、意識高い系の同級生や後輩に言われることもあるかもしれませんが・・・

 
 

自分から「20代のうちに何かしておいた方がいいことはありますか?」とアドバイスを求めた場合は、どんな人からでも自己投資を勧められる可能性は高いです。
 

しかし、こちらから何も聞いていないのに「20代は自己投資をするべき」と言われた場合は、その人自身が"自己投資をもっとしておきたかった"という後悔を持っている場合があります。
 

後悔からくるアドバイスは親切心によるもので、良い教訓になることもありますが、本当に自分にとって良い考えかどうかは精査しなくてはいけません。
 

本当に必要なスキルや知識は何なのかを見極めて、自分の得意を伸ばすのか苦手を克服するのかでも、方向性は違ってくると思います。

自己投資がお金になるから

最後は現実的な話になりますが「自己投資がお金になるから」という理由があります。
 

新しいことを勉強するためのスクール、ジムに通う費用、美容代、本の購入やセミナーの受講といった自己投資にはお金が多少かかります。
 

特に何かのスクールやセミナーなどは自己投資の最たるものなので「自己投資をすることでリターン(給与や自己実現)を増やしていきましょう」という言葉が多く聞かれる場所です。
 

実際に、こうした自己投資をすることで自分の学びにはなりますので無駄なお金だとは思いません。
 

しかし、相手は仕事だからこそ「たった●●円の自己投資で一生が変わる!!人生で考えると安い!!お金が心配なら分割払いでレベルアップしてから返していけばいい」と、簡単に言ってきます。
 

確かに、公的に副業も推奨される現代において、こうした自己投資の出費を惜しんではいられないのかもしれません。
 

しかし、将来の自分が苦労を背負うことになるくらい、大きなお金を払う場合は注意してください。

先取り貯金のすすめ

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先取り貯金とは、給与が振り込まれてすぐに、一定の貯金額を別の口座に移してしまう貯金方法です。
 

通常、給与から生活費を引いて余った分が貯金に回ることが多いのですが、予めお金を引いておくことで残った生活費の中でやりくりをする癖付けができます。
 

「貯金がいつもできない・・・」「ついつい、お金を使ってしまう」という人にぴったりです

 
 

先取り貯金には、会社の財形貯蓄制度の利用積立定期預金、各銀行の自動振り込みサービスを利用すると便利です。
 

一見、簡単にできそうな先取り貯金ですが、下記の点に注意しなくてはいけません。
 

先取り貯金の注意点

  • 貯金額を大きくしすぎない
  • 普段の生活費が赤字なら黒字になってから先取り貯金を行う
  • 基本的には使わないお金にする

 
 

貯金額を大きくしすぎると、生活が苦しくなって長続きしなくなります。
 

また、普段の支出が赤字になりがりな人は、まず黒字になる生活が続いてから貯金をしましょう。
 

一番大切なのは、この先取り貯金のお金はないものと思って手を付けないことです。

まとめ

  • 20代でも貯金はしっかりとした方が良い
  • 自己投資は何歳になっても必要なので"20代だから"という言葉に惑わされない
  • 自己投資に使うお金は自分の生活のバランスを考えて捻出する

 
 

貯金をしたくても、給与額的に難しいという人は無理のない節約をしながら、収入を上げたり固定費を下げたりして、お金を増やすことを考えていきましょう。
 

そして、自己投資が必要だと考えている人は自分の収入に合わせた無理のない自己投資をしてくださいね。
 

私もPCスクールに通ったこともありましたが、スクールに通っている間は自己投資をしている自分に酔っている部分もあって、気分も良いのですが、スクールに通い終わった後にはクレジットの支払いと「結局、何を学んだのか?」という現実に直面することになりました。
 

自分の人生を切り開くためには自己投資も必要だとは思いますが、自己投資をして何を得るのか?という目的意識がないと無駄金に変わってしまいますので、注意してくださいね。

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