投資詐欺の手口を解説!!騙されないために必要なこと

こんにちは!!手取り16万円の一人暮らしから副業と投資を始めてきました、こがねです。
 

総理大臣からも投資が勧められる世の中ですが、気持ちがついていかないと感じていませんか?
 

投資の方法が分からない、お金が減るのが怖い、また投資するお金がないといった人もいると思いますが、1番大きなハードルとしては、安全性が気になるからではないでしょうか?
 

私が投資に興味を持ち始めた頃、投資の勉強をしようとセミナーに参加した際、「絶対に勝てるFXスクールに入らないか」と勧誘を受けたり、趣味の集まりでもお金のセミナーに誘われるといった経験をしたので、最初は投資に対してあまり良いイメージがありませんでした・・・
 

お金が絡んでいるからこそ、なんだか信用できないね

 

最終的には本を読んで勉強しつつ投資を始めたのですが、やはり"絶対に儲かる投資"という言葉はほぼ詐欺だな・・・と思いました。
 

しかし投資自体は悪いものではなく、むしろ使い方によっては、あなたの生活を良くするものですので、気になっているなら毎月1,000円からでも始めて欲しいと思います。
 

そこで今回は、簡単に投資詐欺の手口と"絶対に儲かる"があり得ないと私が思う理由についてお伝えします。
 

この記事が役に立つのはこんな人

  • 投資を始めたい人
  • 絶対に儲かる投資について興味がある人
  • 投資詐欺の手口を簡単に知りたい人

私は今でも、"絶対に勝てる投資方法教えます"という文言に飛びついてしまいたくなりますが、絶対にダメ!!と心の中で自分に往復ビンタをして正気を保っています

投資詐欺の手口

解決のイメージ画像
それではまず、投資詐欺の手口について簡易的にご紹介します。
 

  • ポンジ・スキーム
  • 名義貸し型詐欺
  • 劇場型詐欺
  • 自動売買型詐欺
  • ロマンス詐欺被害者回復型詐欺

 

具体的な解説と、騙されないためのチェックポイントをご紹介します。

ポンジ・スキーム

投資詐欺の9割がポンジ・スキームという手口だと言われています。
 

「元本保証・利回り20%」など、預けたお金がマイナスになるリスクがなく、利益がたくさん出る投資があるからお金を預けて欲しいと言ってくる投資詐欺です。
 

預けたお金は運用されることなく、「利益が出た」といって利回り分のお金を実際に渡されてしまうことで信用してしまいます。
 

この手口に騙される人が多い間は、利益としてお金を受け取り続けるため、詐欺だと気づきにくいのですが、そのうち連絡が取れなくなり、預けたお金のほとんどは持ち逃げされてしまいます。
 

騙されないポイント
・大手金融機関以外に投資資金を預けない
・元本保証で高利回りの投資などないと心に刻む

 

最近は「(例)富豪に聞く、お金の稼ぎ方」のようなセミナーやイベントがちらほら見かけるようになりました。
 

確かに、お金を実際に稼いでいる人に話を聞くことも1つの方法ではありますが、親しくない富豪に話を聞くための集まりは要注意です。
 

親しい知人であれば、どうして富豪なのか根拠も分かると思いますが、こうしたセミナーで出会う人は、本当に富豪かどうかも怪しく、また稼いでいたとしても法律に引っ掛かった稼ぎ方をしている可能性が否めないからです。
 

友人や知人に「知り合いの富豪が投資してくれるらしい、一緒に預けよう」と言われても、スルーしましょう。
 

投資の仕組み上、元本保証するのであれば、集めた投資資金とは別にある程度の資金を集めておく必要がありますので、利回りは小さいものです。

名義貸し型詐欺

名義貸し=自分の名前を他人に貸すこと
 

A社から「●●という商品に投資しませんか」と電話がかかってきて断った後に、改めて電話がかかってきて「あなたの名義で購入しましたので、このまま名義を貸していただけませんか。お礼はします」といわれる詐欺です。
 

この時に「分かりました」と安易に了承をしてしまうと、後ほど行政機関や弁護士などから「名義貸しは違法行為です。解決のためにお金を支払ってください」と言われてお金を騙し取られてしまいます。
 

そもそも、名義貸しは多くの場合が刑事罰の対象になる違法行為ですので絶対にしてはいけません。
 

騙されないポイント
・名義貸しという言葉が出たら「名義貸しなんてとんでもない!!」と断ってすぐに警察に行く

 

そもそも、勝手に名義を使って投資商品を買うことは違法ですので、こうした名義貸しの言葉が出てきた時点で警察に相談しましょう。
 

知人から出た言葉だったとしても、警察に相談することがおすすめです。

劇場型詐欺

A社から「●●を買わないか」と誘いを受けた後に、B社やC社から「●●という商品を買い取っている」という案内を受ける詐欺を劇場型詐欺と言います。
 

転売と同じで、10万円で買ったものを30万円で購入したいと言われれば、すぐに10万円のものを買いに行きますよね?
 

この詐欺では、A社とその他の会社は同じ業者で、10万円を振り込んだ後に両方とも連絡が取れなくなります。
 

騙されないポイント
・大手金融会社の取り扱うもの以外を買わないと決めておく
・電話案内やセミナーなどで紹介された金融商品は買わない

 

株の売買もAさんから買ったものをBさんに高い値段で買い取ってもらうことで利益を得る投資なので、話だけ聞いていると悪くはないように聞こえるのが怖いところです。

自動売買型詐欺

FXは値上がりした瞬間に売り注文を出し、下がった瞬間に買い注文を出す、クリック1つのタイミングがとても重要な投資です。
 

しかし人間には感情がありますので、売買のタイミングを逃してしまうこともあります・・・
 

そこでFXには自動売買ツールを使って、組み込まれたシステムが状況判断をして売り買いする方法が誕生しています。
 

この、自動売買ツールを高額で買わせる詐欺が自動売買詐欺です。
 

口コミや実際の取引画面を偽装して儲かっている人がいるかのように見せかけて、「すぐに回収できる金額だから」といって高額なツールを購入するように促されます。
 

振り込まれた後、音信不通になってしまうので、結局は何も手に入らないままになります。
 

FXは1秒1秒の値動きの差額を的確に押さえて利益をあげる投資ですが、もちろん値動きが下がり続ける時もあります。
 

だからこそ、絶対に儲かるという言葉は使えないはずなんです。
 

騙されないポイント
・絶対に儲かる方法はないと肝に銘じておく

 

FXは少額でも大きな利益を狙えるチャンスがあるからこそ、ついつい手を出してしまう人の多い投資でもあります。
 

しかし、チャンスがあるからこそ1瞬でお金を失ってしまう投資でもありますので、投資初心者は別の投資から始めましょう。

ロマンス詐欺

SNSなどでも話題になっていますが、恋愛関係になった異性から「私たちの将来のために投資をしよう」といって投資資金を振り込ませる詐欺です。
 

1度は少額でも利益を受け取らせることで、さらに大金を投資するように促し、元々預けたお金を取り出そうとすると高額な手数料を要求され、さらには相手と連絡が取れなくなるという手口を使われるようです。
 

異性を使った詐欺は昔からありますが、婚活アプリなどで出会いを求める人が集まるツールが手軽に使えるからこそ、今最も目立つ詐欺だとも言えますね。
 

結婚したいという純粋な気持ちを踏みにじる最低の詐欺ですが、悲しいことに素直な人ほど相手を信じてしまって騙されてしまいます。
 

騙されないポイント
・将来のための投資と言われたら「結婚後に始めよう。結婚後で何か問題あるの?」と言って投資を断る
・結婚を前提とした出会いを求める場合は結婚相談所や知り合いの紹介といった安心できる繋がりを通して出会う

 

投資は悪いものではありませんが、人から勧められた投資先には投資をしないと決める強い意志も時には必要です。

被害者回復型詐欺

これは、1度すでに投資詐欺にあった人がさらに詐欺にあう手口です。
 

投資詐欺にあった人へ「お金を取り戻すことができましたので、手数料として●●口座に振り込んでください」と言って、さらに手数料を騙し取ろうとする手口です。
 

購入した投資商品が取引不成立になっていたため、お金が戻ってくると証券会社を偽って連絡してくるパターンや、弁護士を名乗って連絡してくるパターンなどあるようです。
 

騙されないポイント
・連絡が来た会社名や弁護士をインターネット検索で調べる
・警察に相談する

 

詐欺師は多くの場合裏で繋がっていることも多いらしく、1度騙された人は名簿に載って別の人が騙しに来るということも珍しくないようです。
 

(詐欺だったのかどうか今になっては分かりませんが、屋根のリフォームの訪問セールスから言われるがままに高額な修理の契約してしまったことがある私の両親は、その後から壁や床下といった家に関する訪問セールスが、一時よく来るようになったらしいです)

投資詐欺でよく使われる言葉

セルフケアのイメージ画像
それでは次に、投資詐欺でよく使われる言葉についてお伝えします。
 

この言葉が出てきたら要注意です。
 

  • 未公開株
  • 上場していない株式を多数に向けて売るようなことは通常しません

  • 元本保証で高利回り
  • 元本保証の場合は投資がうまくいかなかった場合に別の保管資金が必要になるので通常は低利回りになる

  • 金融庁への登録がない業者名
  • 法律上、幅広く投資家に出資を求めることができるのは金融庁への登録がある事業者のみです

  • 後日必ず投資した金額以上儲かる
  • 投資は世界中の経済状況が絡み合って値動きする者なので、"必ず"はない

  • ここだけの非公開情報
  • そもそも事前に情報を知ったうえで株式などを取引するのはインサイダー取引で法律違反

  • 公的機関も推奨している
  • 国や地方自治体など公的な機関が個別に投資先の推奨はしません

 

実際に投資をしてみると、急激な値上がりなんてなかなか出会えないんですよね(笑)
 

だからこそ、私もたまに広告で出てくる絶対に儲かる投資!!という言葉に惹かれてしまいます・・・
 

しかし反対に、投資をしているからこそ、うまい話がないことを知っています。
 

投資で一攫千金はできなくはありませんが、人から教えてもらった情報やツールではできないと思った方が良いです。

金融庁で業者の安全性を確認する

まずは怪しい業者から連絡があった場合は、金融庁に登録されている業者一覧から安全な業者かどうか確認しましょう。
 

ここに名前のない業者の場合は、投資話を断ることがおすすめです。
 

また、すでに金融庁が警告をしている業者はこちらで確認できます。

投資詐欺かも?と思った時の通報先

悩む人のイメージ画像
それでは次に、投資詐欺かも?と思った時に相談できるところをご紹介します。

金融サービス利用者相談室

金融サービス利用者相談室は、金融庁が相談窓口として設置しているところです。
 

受付時間:平日10:00~17:00
電話番号:0570-016811(IP電話からは03-5251-6811)
 

その他にも問い合わせフォームやFAXなどでも問い合わせできますので、気になる人は金融庁の公式ページをチェックしてください。
 

実際に直接解決に向けて動いてくれる機関ではありませんが、話を聞いた上で別の機関を案内してくれます。

詐欺を得意分野としている弁護士

詐欺かもしれないと思った時、相手とのやり取りの証拠などを揃えて、ネットで詐欺に強い弁護士を探して連絡を取ってみてください。
 

弁護士費用がかかりますので、被害額と比較して考える必要はありますが、あまりにも大きな金額を騙し取られそうで不安な場合は、先に弁護士から動いてもらうことも1つの方法です。

消費者庁 消費生活センター

自分の住んでいる地方自治体の連絡先に直接かけても良いですし、分からない場合は「188」にかけると、最寄りの消費生活センターを案内してくれます。
 

実際にトラブルになった時にはすぐに連絡したいところです。

警察署

詐欺が確定した場合は最寄りの警察署に行って被害届を出しましょう。
 

相手とのやり取りなどの証拠を持っていくことが大切です。
 

詐欺だと判明したらすぐに警察に相談して、犯人の口座凍結をしてもらいお金を使われる前に回収する行動が必要です。

まとめ

  • 詐欺の9割は1度は儲けさせることで信頼させる
  • 金融庁の許可がない業者が投資話を広く投資家にもちかけることは法律違反である
  • 怪しいと思ったらすぐに金融庁の窓口に相談する

 

友人や知人から勧められたとしても、絶対にすぐに投資を了承しないでください。
 

まずは金融庁から許可を得ている業者かどうかを確認して、名前がなければ断りましょう。
 

また、お金に関するセミナーに参加した時や資産運用の窓口で勧められた金融商品には手を出さないように注意しましょう。
 

「今すぐじゃないと!!」とか「こんなチャンスはもう二度とない」というような煽り文句で判断力を鈍らせようとしますが、投資は経済活動が世界中で行われる以上チャンスは何度もやってきます。

おすすめの記事